球磨焼酎の未来予想図

   日本語   |    English

球磨焼酎の未来予想図
〜鳥飼酒造のこれから〜

品質の向上を目指し、研究を続ける鳥飼酒造。それは「伝統的な製法であること」「オリジナルであること」「飲まれる人たちの支持を得ること」の三つです。人吉市七日町の実験室では年間1000種類のサンプルを製造。それでも「できないんだよなぁ」と鳥飼社長はつぶやきます。蔵を継いで49年以上。日々挑戦は続いています。草津蒸留所から少し離れた丘にゴルフ場のクラブハウスのような建物があります。斧研(よととぎ)麹蔵です。麹菌の敵である微生物の侵入を防ぐために最新の設備を導入し、人の出入りも制限しています。洗米後の大量の排水もこれ以上に浄化できないほどきれいに処理していますが、草津川には流していません。周辺の山林を取得した平成12年以降、環境を守るという四つ目の条件もかたくなに守っています。鳥飼社長は「焼酎は蒸留酒。スピリッツというでしょう。蒸留酒は民族の魂の酒なんですよ」と焼酎への思いを語ります。これからも「吟香 鳥飼」は研究の成果による進化を続け、それでも「吟香 鳥飼」のままであり続けるでしょう。

販売会イベント